活動報告

  • 地元産業の生産作業支援
  • 2013年度活動報告

地元産業の生産作業支援

雄勝硯生産販売協同組合は、東日本大震災により甚大な被害を受け、組合員の各工房や中核施設での雄勝硯伝統産業会館と「つくり手」も消失する甚大な被害を受けました。現在も人手不足により需要も増しつつある中で生産が追い付いていない現状です。そのため、学生ボランティアを活用した作業「石磨きボランティア」を大学内で実施しています。

地元産業や復興支援に貢献すること、そういったミッションを向上させる教育目的も含め活動を実施しています。初回(5月23日)は、雄勝硯生産販売協同組合 事務局長 千葉 隆志 氏の直接指導を受けて実施しました。以降6月から7月までに12日間実施し、111枚の石皿を磨きました。10日間で43名の学生(延べ80名)が参画しています(7月18日現在)。インターンシップとしても9名の学生が雄勝地域に現地入りし、石磨きをはじめ雄勝石商品の製作や販売に関わりました。

この活動に学生が参加することにより生産を支援したということ以上に、参加した学生がモノづくりの知恵と技、被災地(雄勝)の産業や文化を学ぶこととなります。参加学生からは「モノづくりの難しさと技術向上の楽しさ」、「復興や地元産業の支援参加への充実感や達成感」、「活動を通した人との交流の楽しさ」、「集中した作業を行うことでの無心や清心の心地よさ」、「自分の未熟さや向上心への芽生え」などがあります。

雄勝硯生産販売組合 千葉事務局長の石磨き直接指導
雄勝硯生産販売組合 千葉事務局長の石磨き直接指導

雄勝石磨きボランティア
雄勝石磨きボランティア

雄勝硯生産販売協同組合インターンシップ
雄勝硯生産販売協同組合インターンシップ