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雄勝いしのわプロジェクト展示会開催 ~おがついしのわ みんなのわ~

投稿日:2015.11.17

雄勝いしのわプロジェクトの展示会を下記の日程で開催します。開催中の内の下記の日程ではモノづくり体験コーナーを開催します。

♦開催場所 商工中金 仙台支店1階ホール
♦展示期間 2015年11月25日(水)~2016年1月15日(金)

♦モノづくり体験コーナー 
 12月1日(火)・12月15日(火)・1月12日(火)
 開催時間:11:00~14:00(3日間全て)

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石巻市雄勝町『おがつウニまつり』に約50名の教職員と学生が参加

投稿日:2015.07.03

 石巻市雄勝町の恒例イベント『おがつウニまつり』(おがつ復興市実行委員会・宮城県漁業協同組合雄勝町東部支所主催)が今年も6月28日(日)に行われました。

 本学では震災後より開催を支援しており、今年も安全安心生活デザイン学科をはじめ、野球部やボランティア部の学生と教職員約50名が運営に参加しました。
 あいにくの雨模様でしたが、ウニを詰めたり運んだり、お客様の列整理をしながら様々な交流が生まれました。お客様や雄勝の方たちに喜んでいただいて、参加した学生たちにとっても有意義な活動となりました。

 今後も地域と連携し、産業振興や地域振興等の実践的活動の支援を継続的に行っていきます。

雄勝の方たちと開催準備

役割を確認しながら運営サポート

まつり会場設営

ベンチ準備

長蛇の列を待ち構える学生と雄勝の方たち

ウニの箱詰め作業

ウニの購入に長蛇の列1

ウニの購入に長蛇の列

雄勝地区の被災地にて学び、参画学生による再生提案を行う、現場における講義

投稿日:2015.06.16

 甚大な被害を受けた雄勝地区の現状を学び、今後の雄勝の再生の途を学生の目線で提案を行うことを主目的とし、現地での3回の集中講義形式で実施しました。

授業科目は、安全安心生活デザイン学科の4年生を対象とした「生活デザイン総合科目」で、18名が受講し、講師は徳水博志先生です。雄勝在住の徳水先生は、震災当時に雄勝小学校の教員をされておりましたが、残念ながら自宅も津波で流出しました。現在は、石巻市内に仮住まいされ、雄勝再生のための雄勝環境教育センター代表として実践的活動を地区住民の方々と協働で取り組んでおります。徳水先生の講義内容は、「地元の方が撮影した津波映像を通し、雄勝地区内の津波被害概況」、「被災した子供たちの心のケアのための専門カウンセラーと共同で取り組んだ実践的教育(映像化されたものはNHKでも放映されました)」、「雄勝中心エリアの整備概要と防潮堤の嵩上げ事業に対する不安内容に関して」、「波板地区のかつて波板石を採掘していた場所の視察と解説」等、多岐にわたる内容でした。

受講生は、徳水先生から解説された内容を基に、雄勝の将来像を描きつつ、どのような再生の途を相応しいのかを提案することになりました。学生からは「海の見える防潮堤計画」、「観光資源になる防潮堤計画」、「地域資源を活かした商店街」、「一日いても退屈しない、雄勝の自然を感じることができる町」、「高台に安全に避難できる仕組みのある町」など提案があり、その提案を基に徳水先生とのやり取りを行うという、実に密度の濃い授業となりました。徳水先生からは「こうして実際の現地、具体的な姿を見ることで、より現実的な将来像を描くことの大切さを知っていただいたことに対して感謝したい」とのメッセージを頂きました。授業に参画した学生にとっても雄勝の再生を心の片隅に入れ、社会での実践に役立ててほしいと授業窓口担当の立場から願っております。

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巻市雄勝にて『おがつクラフトフェア+おがつの芸祭鼓舞』運営支援

投稿日:2015.05.30

おがつのイベント『おがつクラフトフェア』と『おがつの芸祭鼓舞』(おがつ復興市実行委員会・おがつの芸祭鼓舞実行委員会主催)が、今年度は5月24日(日)、おがつ店こ屋街で同時開催され、本学科の学生と教職員が運営サポートをしました。

会場では「雄勝石を自由に加工してつくるアクセサリー」や「雄勝石モノづくりキッド体験コーナー」、書道や石割体験コーナー、硯や石皿の販売コーナー、工芸品や手づくり品各種地場産品や地元海産物の販売ブース等がありました。

老若男女を問わず多くの来場者があり、「雄勝法印神楽保存会」、「伊達の黒船太鼓保存会」などのステージにより雄大な演舞と力強い音色が響く華やかなイベント会場では、再会を懐かしむ声なども聞かれていました。

イベント支援を通して学生は、雄勝の魅力に触れ、人々の温かさや強さを感じながらも、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた地域の復興状況を目の当たりにし、何ができるのだろうかと考えさせられたようです。

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雄勝現地調査 未利用材づくり

投稿日:2015.04.05

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 現在、本プロジェクトでは雄勝石の未利用材を使用した新たな商品を提案するべくワークショップやイベント時に様々な方の御意見を聞き、商品化を進めています。

 今回は教職員と学生で雄勝に出向き、そのための材料づくりを現地で行いました。主には雄勝石の未利用部分を砕く作業です。砕いて鋭角を除いた雄勝石を使って、思い思いのオブジェや鉢植え、小
物入れなどを作成してもらう「雄勝石手づくりキット」を現在検討中です。

復興大学にて雄勝いしのわプロジェクト実績報告

投稿日:2015.04.05

 本プロジェクトが、復興大学のワンストップサービス事業部門の支援を受けていることから、3 月26 日(木)にアエル復興大学にて、平成26 年度の本プロジェクト事業報告を行いました。
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 代表の菊地からは、場づくり(仮設工房建設オープン)・モノづくり(国内外の展示即売会等)・人づくり(生産参画の学生ボランティア等)の実践内容を詳述しました。モノづくりの実践事例として、SD 学科4 年の佐藤翔君(菊地研究室)が取り組んだ、雄勝石の未利用材活用製品の内容を発表しました。ちなみにこの製品に関しては、組合もぜひとも実現したいとのことです。

国連防災世界会議 ロビー展 雄勝プロジェクト紹介

投稿日:2015.03.22

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 2015 年3 月14 日(土)~ 18 日(水)、世界各国の代表が国際的な防災戦略を議論する国連主催の会議「第3 回国連防災世界会議」が仙台市で開催され、それに合わせて仙台市内では様々な防災や減災、復興に関する取り組みを公開するイベントが行われました。

 東北工業大学が関連イベントとして一番町ロビーで開催した「東日本大震災の復興支援に関する展示」にて、本プロジェクトもパネルやスライドショーでの出展を行いました。

雄勝いしのわシンポジウム開催 ~ 一番町ロビー安全安心生活デザイン学科ウィーク~

投稿日:2015.03.20

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 安全安心生活デザイン学科ウィーク(通称SD ウィーク)が3 月6 日~ 3 月11 日に一番町ロビーで開催されました。期間中の3 月6 日(金)には、一般市民参加の「雄勝いしのわシンポジウム」を行いました。
 最初に雄勝硯生産販売協同組合の千葉事務長より雄勝町の現状や雄勝硯・石製品について歴史や特徴、商品紹介などを話していただきました。その後、本プロジェクト代表の菊地良覺より、「東北工業大学・雄勝硯生産販売協同組合産学連携事業(三井物産環境基金 復興助成事業2 年目の動き)」について報告がありました。報告内容は、「場づくり(仮設工房の開所や工房の環境整備)、モノづくり(スペインバルセロナや熊本県での企画展示販売会や商品開発提案)、人づくり(当面はボランティア参画や現地交流の促進)、穂広報活動(HP やパンフレット・ニュースの作成等)」となりました。

 続けて本学科学生の雄勝町の復興をテーマにして取り組んだ卒業研究の報告と意見交換を行いました。学生の研究テーマは「雄勝石の未利用材活用の商品開発に向けて」、「仮設工房周辺カスタマイズ~回廊型パーゴラや組み立て式ベンチ制作」でした。

また組合の高橋頼雄氏より「組合の若手職員による新商品開発に向けた試作品について」の紹介があり、会場からは様々な意見がありました。本プロジェクトの雄勝石のオブジェ制作や商品開発に参画していただいているフローリストマイスターの齋絢子氏からも新商品開発に向けた提案がありました。次年度は本プロジェクトの最終年度となりますが、雄勝町の復興はこれからです。

みやぎ地場産品開発流通研究会例会にて バルセロナ展示会報告

投稿日:2015.01.30

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 1 月22 日に開催された「みやぎ地場産品開発流通研究会例会」にてバルセロナ展示会が行われました。この度は、バルセロナ在住の建築家であり展示会の空間構成やグラフィックデザイン・展示デザインを担当していただいた小塙氏と藤井氏より報告をいただきました。

 2014 年7 月4 日から8 月31 日(パラウ・ロベルト)での報告として、「バイヤー、建築家・デザイナー、その他関係者からの評価」、「一般市民・来場者からのアンケート・メッセージ等を紹介」があり、「日本の文化や手わざについては注目度が高いという評価があった」、「スレートの磨き技術に非常に高い評価を受けた」などがありました。また石皿の用途開発の可能性では、バルセロナのレストランを中心に、市場調査の実施頂き、硯の加工技術を活かした、斬新な食器の開発など、用途についても自由な意見がもたらされました。

また、例会での報告だけでなく、小塙氏らは現地視察も実施し、新たな商品展開の可能性について、雄勝硯生産販売協同組合との意見交換会を行いました。

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2014せんだいデザインウィーク「玄石七様」inメディアテーク

投稿日:2014.12.08

 2004 年に始まり第11 回を迎えたこの催しは、仙台におけるデザイン各分野の試みを刻み、発信するものであり、今回は日本建築家協会(JIA)からの打診を受け、参加させて頂きました。玄昌石は、工芸品から建築用材まで様々な姿に変化し、その広い有用性は比類がありません。そこで、この機会を通して、その有用性と魅力をデザイン的見地から再考すべく「七様」と銘打ち、公開ワークショップを実施しました。すなわち、①御神体と現地風景、②板碑・絵馬・扁額、③硯、④石盤、⑤天然スレート(屋根・外装)、⑥食器と日常工芸といった実績に加え、この場を通して第七番目の有効な活用策へのヒントを探ることを目的としました。

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始めに雄勝硯生産販売協同組合から高橋頼雄氏による解説があり、その後、5つのテーブルに分かれて加工体験とアイディア創出を行いました。参加者は、東北工業大学の関係者がやや多かったものの、雄勝町出身の方々やスレート研究の先達、建築家、デザイナー、金工師らと多様な顔ぶれで、充実の催しとなりました。出されたアイディアはどれも興味深く、ここでの成果は、1月に行われる同組合での「いしのわ会議」にて報じる予定であります。

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