うにまつり支援

投稿日:2014.07.02

 6月29日、おがつ店こ屋街で行われたウニまつりには、大雨の中での開催にもかかわらず、朝早くから大勢のお客様がお越しになりました。粒が大きく新鮮なウニが詰まった箱をいくつも重ねて購入される方が多くいらっしゃいました。

雨の降る中、学生と一緒に本学の宮城学長も参加し、駐車場誘導や列の整理、ウニ運びや受け渡しなど、地元民との協動によるまつりの支援となりました。雄勝のウニを食べる(生きたウニの殻をむく)のに苦労した学生も多かったようですが、あれほど甘くやさしい味のウニを食べるのは初めてだったようです。

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雄勝硯生産販売協同組合 仮設工房開所式②

投稿日:2014.06.05

 震災前は東北書画展を毎年開催していた雄勝硯組合でしたが、今後は「コトのデザイン」が不可欠とプロジェクトチームの思いもあり、新たなコトの企画の一環として、高校生による書道パフォーマンスの実現化を目指しました。今回のオープニング式典に積極的に参画して頂いた石巻高等学校書道部48名の生徒の皆さんに対し、硯組合と本学プロジェクトチームから厚く感謝申し上げます。生徒の皆さんが描いた作品は2点であり、雄勝の再生を願う若き厚き心が伝わる内容と言えます。この作品は、工房の内部に展示することになりました。

2014.6.1④

 10数年前から和太鼓グループが結成され、豊饒な里海を連想させる「伊達の黒船太鼓」と名称されております。躍動感がひしひしと味わえる演目が多く、聴衆側からも大きな拍手が送られました。今後の開催される各種催事等には是非とも登壇していただきたいチームでもあります。

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雄勝硯生産販売協同組合 仮設工房開所式①

投稿日:2014.06.03

 雄勝硯生産販売協同組合の仮設工房開所式が6月1日に行われました。仮設工房の1棟と倉庫2棟はいずれもプレハブ平屋で、延べ床面積は計約500平方メートル。工房には組合と震災で工場を失った硯生産業者が入居し、今後、製造現場の見学や雄勝石の絵付けやアクセサリー作りが体験できるよう整備する予定です。
 式では澤村理事長の冒頭の挨拶は、大震災から3年2か月が過ぎ、何もかも消失した個人工房(商店)を一度は閉めることも考えたとのこと。しかし、ある人の「これからの硯組合をどうするの?」との問いかけから、この地の伝統工芸品をなくすことはできないことに気が付き、一念発起し、全国の多くの方々に支援を受ける再生を目指そうと決心。その甲斐あって、国・宮城県・東北工業大学等からの支援があり、本日の仮設工房のオープンに至ったことに対し心からの感謝を示したメッセージでありました。

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2014.6.1①

 これまでのおがつ店こ屋街の一角に店舗と作業所がありましたが、東北工大の店舗リニューアルデザイン提案のもとに改装し、かつ「みやぎ地場産品開発流通研究会」の各産地からの出店支援も受け、新たな展示販売の姿に生まれ変わりました。雄勝石商品と他産地の商品の生活者の目線に立った「使い方のデザイン」も含めた新たな提案するステージとなります。今後の新商品開発も含め、他の工芸産地とのコラボレーションによる新たな提案が多くあることが望まれます。

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仮設工房オープンに向けて現地作業;最終作業

投稿日:2014.05.30

 雄勝硯生産販売協同組合の仮設工房開所式に向けての最終の現地作業を行いました。
先日行われたプロジェクトメンバーの大沼が協力した写真展「天然スレートの陸前十五浜」の写真の展示、齋絢子さん製作の雄勝石を用いたオブジェを設置しました。

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明日の開所式に向けての最終打ち合わせと準備を行い、学生と教職員を合わせて約20名で行いました。
今夜は雄勝にみんなで宿泊です。明日は熱くなりそうです。

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2014.5.30⑥

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仮設工房オープンに向けて現地作業;各工房居室の銘板

投稿日:2014.05.26

 学生4名と教職員で雄勝硯生産販売協同組合の仮設工房開所式に向けての現地作業を行いました。
 

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 今回は、フローリストマイスターの齋絢子さんにも同行していただき、雄勝石の未利用材を活用して製作されたオブジェの設置の打ち合わせも行いました。

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 また工房の各居室銘板は、東北工業大学付属工場の金属加工技師の萩原陵さんの協力を得て設置作業を行いました。銘板は、商品開発品ともいえる石と金属のコラボレーションで実現しました。

2014.5.26④

マレーシア大学生訪日団47名が本学を訪問

投稿日:2014.05.24

  日本政府が進める青少年交流事業「JENESYS2.0」の一環として、マレーシア大学生訪日団47名が5月22日(木)に本学長町キャンパスを訪問しました。

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2014.5.22①

 安全安心生活デザイン学科ではマレーシア・日本間で「外国人向け、被災地石巻市雄勝町の可能性を活かした観光プログラム」を検討するワークショップを実施しました。

 当初は要領を得るのに躊躇していたグループもありましたが、時が経つにつれ笑い声が飛び交うようになりました。とりわけ、ワークショップの結果提示された4グループの発表内容そのものが、学科を挙げて取り組んでいる地域支援に活かすべき幾つもの示唆を含んでいたことは印象的でした。
 
 今後は、近郊でフィールドを案内できるプログラムを検討したり、学科の得意な東北弁以外に日常英会話力をつけるなど、新たな目標ができました。有意義な機会を頂いたことに感謝しております。

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写真展「天然スレートの陸前十五浜」開催

投稿日:2014.05.22

プロジェクトメンバーの大沼准教授が協力する雄勝町のかつての町の風景や人々の暮らしを写した写真展「天然スレートの陸前十五浜」が東北工業大学一番町ロビーで開催されました。雄勝町出身のアマチュア写真家今泉俊郎さんが2006年から撮影していた約200枚を展示されました。

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2014.5.16写真展①

 またそれに伴い雄勝町の住民の方々を招いてワークショップも開催しました。展示しきれない写真はアルバム等に閉じてあり、それを皆で見ながら、かつての雄勝地域の風景、暮らしを支えた技、産業(石産業、漁業、農業)、生業、文化、教育、祭りのことなどをおうかがいしました。

2014.5.16写真展②

2014.5.16写真展④

おがつクラフトフェア2014開催のお知らせ

投稿日:2014.05.19

石巻市雄勝町で「おがつクラフトフェア 2014」が開催されます。

日時:2014年5月25日(日)
    AM10:00~15:00
入場料:無料(ワークショップ参加の際は別途料金が発生します。)
会場:宮城県石巻市雄勝町雄勝字伊勢畑84-1
   おがつ店こ屋街

雄勝地区の工芸品を一堂に集め展示・販売するイベントです。
雄勝硯をはじめ、東日本大震災以降、地域の皆さんで製作している復興グッズなどを紹介します。
雄勝硯彫刻実演やワークショップも開催され、クラフト製品の魅力に触れられる1日です。

■工芸品ブース出展者
・ふとんのナカイチ(けんちゃん手拭い)
・浜のおばちゃん(貝で作るイヤリング)
・三輪田窯(陶器)
・HIROガラス工房(ガラスエッチング)

■ワークショップメニュー(体験型)
・雄勝石絵付け
・雄勝石記念プレート
・雄勝灯りセット
・雄勝石アクセサリー
・漁網ストラップ

■ステージ
・石巻市立雄勝小学校(南中ソーラン)
・石巻市立大須小学校(花笠音頭)
・佐藤育美トークショー

主催:おがつ復興市実行委員会 http://www.facebook.com/ogatsufukkoichi
後援:石巻市、(社)石巻観光協会
お問い合わせ
石巻かほく商工会 
TEL:0225-62-3161
【おがつクラフトフェア】

シンポジウム「石巻市河北町尾崎神山家住宅と塩竈市旧松亀園をめぐって」開催の報告

投稿日:2014.05.18

5月16日(金)午後、本学一番町ロビーにおいて歴史的建造物調査・保存・活用研究会設立記念シンポジウム「石巻市河北町尾崎神山家住宅と塩竈市旧松亀園をめぐって」が開催されました。たくさんの方にご来場いただき、会場は開会前から満員となりました。

2014.5.16シンポジウム

研究報告では、プロジェクトメンバーの大沼正寛准教授が、1階ギャラリーで開催中の旧桃生郡十五浜の天然スレート民家建築について、明治昭和の産業史を含めた歴史地理を解説しました。解体を免れた尾崎浜(河北町東部)に存在する天然スレート民家・神山家住宅について、当該地区の漁村再生の取組みとともに報告しました。また2014年5月現在、震災前500棟以上あった雄勝では現在140棟ほどしか残っておらず、現地でもこの歴史ある建築を守ろうという動きがあるものの、存続困難な状況も度々生じており、支援が必要になっているとのことでした。

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